画風調整の旅

最近時間が少し出来たので、絵の練習を再開しようかと思う。で、現在は不安定な画風を調整するためにお手本を探している。自分自身を萌えさせる絵を描けることがゴールである。ところで、自分はどんな画風に萌えていたのか思い起こすと、土器手司のダーティペアといのまたむつみの幻夢戦記レダあたりが思い出される。お手本の画集を物色するが、電子書籍ではまったくなかった。土器手司のほうは画集そのものが紙のものでもまったくない(Amazonでは)。場所を取ることを覚悟していのまたむつみの画集を買うことにした。

「ひぐらしのなく頃に」を見て考えた

時間物語にはリアリズムとロマンチシズムを統合する力が潜んでいる。両者を融合させる触媒はオプティミズム。

ここ数日の間に、「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」「ひぐらしのなく頃に礼」のひぐらしアニメ三部作を最初から見た(礼のOVA5巻は貸し出し中だったのでまだ見てないが)。考えさせられるものがあった。なぜなら、主人公たちがそれぞれ別々の時空で落ちていった疑心暗鬼の闇には、身につまされるものがあるからだ。物語の中で「虚偽、秘密、誤解」といった人間関係を破壊する情報毒と、その害を増幅する感染症に、彼らの友情が負け続ける。しかし、それだけでは終わらない所がいい。繰り返される閉じた時間の旅行者である梨花とはにゅうは、惨劇の裏に潜んでいた大きな秘密と、その奥にあるくじき難い想いを発見し、最終的には到達不可能かと思われた大団円をたぐりよせることになる。

考えさせられる物語を観て、考えた。人間関係を破壊し、コミュニティをクラスター化してしまう情報毒に対抗する方法は無いだろうか。誠実に生きることは、ある程度効果があると思う。それでも、誤解と虚偽の嵐の中にほうりこまれたら、ひとたまりもない。相手が誠実であればあるほど、その裏に潜むように見える恐ろしい幻影の迫力は増し、本当はありもしない秘密というものを知ることに対する魅惑の香りは衰えるということがない。

疑心暗鬼に陥りかけた魂は、信仰心によって救われる事もあるだろう。しかし、神の奇跡を簡単に見ることの出来ない現代人が、強い信仰心を持ち続ける事は難しいのではないだろうか。私は信仰とは独立して存在する心の支えを探した。そして、

「未来に嘘はつけない」

という一原則にたどり着いた。これは、真偽の定かでない情報の濁流をかき分けて生活している現代人にとって、愚かしい考えに思えることかもしれない。しかし、私はこの考えを信ずる。なぜなら、人類の調和と発展を求めてゆく先の世界に、タイムマシンが無いはずはないからだ。そして、タイムマシンを保有する時代の人間にとって、歴史とは虚偽の入り込む余地の無いものだろうから。

ターンエーとMoe日記 その6

ゴールデンウィークは「ターンエーガンダム」三昧だった。アマゾンで買ったターンエーガンダムメモリアルボックス1が届いていたので、休みを利用して見まくった。ついてきたブックレットにターンエー制作初期の設定資料などがあったが、草案からすると全く別物になっていることが判る。クリエーターが集まり長い時間をかけて熟成させることで、真珠のようにアイデアやイマジネーションが積層をなし、美しい作品が生まれたのだろう。もっとも、ターンエーを初めて見たときには、シドミードデザインのヒゲガンダムのかっこ悪さに呆れ、ハウス名作劇場風の人物作画が違和感ありまくりだった。けれど、いつのまにかそれらには慣れて、牧歌的世界観に癒され主人公たちの平和への願いに共感した覚えがある。なにはともあれ、久しぶりに最高のガンダムを楽しんだ。BOX2の発売がまちどおしい。
で、マスターオブエピック(MoE)もちょっとプレイした。鉄インゴットから鉄の棒をつくり、鉄の棒から鉄インゴットをつくるという新しい修行法で鍛冶スキルを35まで上げ、その後は残った大量の鉄の棒を1個10gで買った金物ヤスリと組み合わせて鋳物砂を作る修行で41まで上げた。大量に手元に残った鋳物砂は、NPCに売れば1個15gにしかならないが、プレートメイルの材料になるので、試しに1個30gで露店売りしてみたら、しっかり売り切れた。鍛冶レベル41からは念願の鉄砲玉ヘビーラウンドショットを作成する。まず、その材料の青銅を集めにダーイン山に採掘に向かったが、今回は所持金の大部分を銀行に預けることで、身軽にしてから出発した。お金が貯まると所持金による重量増加がばかにならないのだ。お金だけで20キロも持ち歩いていたわけで、収穫品の持ち帰り量も少なくなっていたわけだ。鉱山では、他の掘り士はどうやら鋼鉄ねらいの様なので、鉱石の取り合いにならずにスムーズに採掘が進んだ。鉱山では岩石を1つ採取すると、数分後に近い場所でランダムな種類の岩石が出現するというしくみになっているので、青銅ねらいの掘り士ばかりが採掘していると、周りは鉄や炭の岩石だらけになってしまう。もっとも、その状態は鋼鉄掘り士にとっては天国なのだが。そんなこんなで、40個近い青銅インゴットを持ち帰り、銀行に預けていた青銅と併せて、五十数個の青銅からヘビーラウンドショットを作成し、鍛冶レベルも50を超えた。そして、作った鉄砲玉ヘビーラウンドショットを39gで露店売りしていると、所持アイテム枠増加用アイテムの「アイリーンズベル」を2万で売りますという声がビスク西広場に響いた。以前1万5千で売っている露店を見つけたのでそれよりは高いのだが、お金が貯まって買える様になってからは、2万5千を下回る露店を見たことが無い。とても欲しかったが、商品をたたんで銀行までお金を取りに行くのも面倒だったので露店販売を続けた。今思うとあのとき買っておけばよかったのだが、後悔先に立たずだ。まぁ、安い露店を発見する可能性も無いわけじゃない。と、負け惜しみをひとつ言ってみたところでログアウト。