空気通信・最終回:心の迷宮の出口にて

 誰かに恨まれているかもしれない、という意識が、不運に出会った時に心の中で毒に変わる。この毒によって「何者かの復讐ではないか」という幻想の恐怖が生まれ、不確定情報や情報断絶にあったときに化学反応をしてどんどん大きくなっていった。私は抽象思考の暗黒面にはまっていたのだ。対話を通して真実を知る事を怠り、安易な見当職をその代わりに充てた。これが全ての過ちであったのだ。家族や友人は何者かに篭絡され操られていたのではなく、私を心の迷宮の外に導くべく誘導の声を発してくれていたのだった。信じきれなかった私の弱さを許してほしい。

見守ってくれていたクリッキーにはあやまりたい。この前は怒鳴ってしまってごめん。

迷宮を脱出して視界が広くなったら、自分の内面の醜さが見えてきた。一見美しい非暴力不服従の殻で、内面の攻撃的・他罰的コアを隠していたのだ。
そのために、無意識のうちに他者を攻撃してしまっていた。私の平和主義は見せかけだけのものだった。今は反省と内省が必要な状態だ。皆様、気づかせてくれてありがとう。本当の情報断絶は私自身の中にあった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です