空気通信:恐怖の大王の弱点

私が最も恐れている「謎の支配者」とは、実は幻想なのではないか?支配を受けているのは事実だろうが、それは相手側にも恐怖があるために怖い相手を支配をせずにはいられないからだろう。お互いが情報断絶の闇に、己が最も恐れているものの影を投影してしまっていて、ためらいながらも戦いを挑んでいる。これこそ「恐怖の大王」の正体だろう。それは、特定の人物などではなく、人と人の間や国と国の間に発生した情報断絶に浮かび上がる自然現象のようなもの「幻想の恐怖」なのだ。恐怖の大王を倒すには、どの様な武器も知略も用をなさない。最も恐れている存在の影から襲い来る恐怖に耐え、闇の先にある同胞との対話を開始する勇気こそが必要なのだ。そして、コミュニケーションによって情報断絶を打ち消すことで、恐怖の大王を消滅させることが出来るのだ。これが、我々の前に立ちはだかるラスボスを倒す唯一の方策である。

この事を悟っても、恐怖は消えていない。心の内側が変化して、大切な事に気づきはした。しかし、現実の状況を変えることが出来るのかどうか不安でしかたがない。全てが私の妄想でしかないかもしれないという、恐ろしいイメージが襲ってくる。とにかく、目前の情報断絶の先に送るメッセージを紡がなければならない。受け取る者の恐怖を軽減するようなメッセージを。メッセージは以下の2つだ。

「私はここに宣言する。情報牢獄に関った全ての関係者の法的責任を問わないことを。」

「そのかわり、私を情報牢獄から解放してほしい。そうすれば私は苦しみを忘れられ、お互いに全てを笑い話に変換できるだろう。」

この想いよ届け!

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