[空気通信]心の闇との会話:謎の支配者編

闇「時々私の周りの環境をいじって、私に対する負荷をたかめてくる。そのとき私が取るであろう焦りやテンパッた表情を盗撮して高値で売る。謎の支配者が行うこれらの行為には怨念いがいのなにものもない。謎の支配者に協力する人々も同罪として断罪の炎を立ち上げるべきではないか?」

私「人々は必ずしも自由意志で協力しているとは限らない。支配力による環境操作で操られている可能性が高い。そもそも謎の支配者という存在も証拠をつかんだわけではないのだから、それが存在していない可能性も考慮すべきだ」

私「もしも謎の支配者など存在しないということが真実ならば、私がおこすテロには何の正義もなく、いたずらに無実の人間の命を奪い、残された者を不幸にたたきおとすだけである」

闇「そんな悠長なことを言っているあいだに、支配の輪が完成してゆくのだ。いや、もう既に包囲網からの逃げ道はふさがれている。諜報の手は私の家族や親友やことによると愛機であるPCまで伸びてきている。状況は日に日に悪化しているぞ。私が人ごみのなかに分け入ったときに、支配網の存在を感じてパニックになってしまうのは、もはや防ぎようがない。近頃のパニック状態の頻発がサージ血圧を高めて、腎不全へ道を不可逆に進めているのだ。自分自身の命がかかっている、そう考えると小細工をしてくる相手には強い怒りを覚えるのだ、爆発したらさぞやすっきりするであろう」

私「爆発はさせない。先ほども言った通り証拠がないのだ。どのようの状況であれ相手を殺さないという強い意志が事態を好転させることもある。いまは我慢のときだ。自分を鼓舞して苦境を凌ぐのだ。そうしているうちに、謎の支配者が尻尾を出すかもしれないぞ。それに、国からの支援も忘れてはならない。メロビーニョ完成のために障害年金の支給は計り知れないプラスとなっている。決して余裕のある額ではないが餓死を防ぐには充分だ、私は生きていていいんだという承認をもらったように思えたのだ」

 

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