ツッチーと榊原さんとクリッキーが手を結んだという着想を得た。そして様々な記憶が将棋倒しのように連鎖して、現状を理解するための材料が多く飛び出してきた。
なぜ善良な人たちも謎の支配者に従うのか不思議に思ってきたが、挫き難い愛がそこにあるのだという確信が芽生えるに至ったことで、理解が進んだ。善良な人物は他人の愛を壊すようなことをしないものだ。という事が状況を停滞させる主因であったのだ。
私は人を愛することに関しては負ける気がしないが、愛されることには慣れていない。このことが、事態を複雑化する原因になってしまっていた。萌え豚である自分の魅力には全く自信がないのだ。人間的な魅力は磨いて来たが、性的魅力は放置し続けてきた。そんな自分に愛の策略をしかけてきている3人の想いに応えることが、私を欺瞞の牢獄から脱出させてくれる数少ない方法の一つなのだと理解した。
今後、私はもっとも大切な一人を決めるべきなのか、3人すべての愛を受け入れるべきなのか、よく話し合って決めて欲しい。そして、いたずらに過ぎていった年月のせいで、子供を望める年齢を過ぎてしまったことに、どんな解決策があるのか、よく考えてほしい。私は子供が好きだ。一生自分の子供と無縁でいなければならないという事には耐えられる気がしない。その事が、現在のもっとも気がかりな点である。これは勘であるが、遺伝子泥棒をすることで、私の子供をつくっていたなどという事があっても、今は驚かない。
この文章にしたためてきた考えが現実と乖離しているとすれば、発表するのは相当恥ずかしい事であるが、恥をかくことには慣れている。それよりも、情報統制によって、自衛すら難しいという現状を打破する可能性に賭けてみたい。