本物の力とは

 力とは、人間を幸せにするためのもの。場合によって、自分を幸せにするのか他人を幸せにするのかという違いはあるものの、他人もしくは自分を虐げ苦しめなければ、誰かを幸せに出来ない様な力は本物とはいえない。そんな未熟で不十分な力にたよっていてはいけない。もっと強くならなければならない。

誰かを虐げる様な力には、欠けているものがある。それは、判断力と思いやりである。力の行使によって苦しめられるかもしれない人を思いやり、その人に対する被害を最小限にすべく力の行使を制御し判断する能力。この能力を伴ってこそ、本物の力になる。

本当に強大な力をもつ人間が幸せになるため、または誰かを幸せにするためには、自分や他人を虐げる必要がない。幸せを自分の力で創り出せる者は、他人から幸せを奪う必要がないのだ。現実世界はゼロサムゲームではないのだ。幸せとは人と奪い合うような有限な資源ではなく、能力次第で無限に創造できる人生の作品なのだ。

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