つまり自画自賛が大事

 夢のためにやる気を保ち続けるのは、本当に難しい。心の糧である賞賛の言葉を他人から引き出すのは難しい事だから。しかし、誰も褒めてくれないからといって、やる気を失くす様では夢そのものが餓死してしまいかねない。だから私は、自分で自分を褒めることにしている。クリエイターとして大成するためには、自画自賛をする能力と未来に対するうぬぼれは欠かせない資質なのだと思う。例えば私の場合は、ipodのお気に入りには自分の曲をいくつか入れていて時々自分の荒削りな才能を再確認する。また、過去に書いた文章を読み返しては視点の鋭さを再認識する。そういった、自分へのエールを送る時間をもって、自分の中の光る原石を見失わないことと、能力の伸びしろを知覚することが、将来への希望をもたらしてくれる。今はまだ誰も見向きしない路傍の石の様な存在でしかないが、切磋琢磨することでいずれは燦然と輝く星になれるのだと。そして星に手が届いたとき、かつて苦しみもがきながら世界から受け取った使命というものを、果たすためのスタートラインに立てるのだと。

ちなみに、自分の作品を自画自賛することと、自己満足に陥ることはベクトルが違っているとおもう。現在の作品が良いものであると思っていても、将来もっと素晴らしいものが作れるにちがいないと考えていれば、自己満足で成長終了することはないはずだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です